ども!尊央です!
武州正藍染の野川染織工業について3回にわたって本気で発信する。
今回が最後となる。
最初に野川染織工業の3つの魅力を整理しておく。
魅力①武州正藍染へのこだわり!
魅力②糸染めから織り、縫製までを自社で完結!
魅力③武州正藍染を日常生活と結びつけている!
魅力①と魅力②については前の記事をぜひ読んでもらいたい。
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今回のvol.3では魅力③武州正藍染を日常生活と結びつけている!
について本気で発信する。
魅力③武州正藍染を日常生活と結びつけている!
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糸をカセの状態にするところから始まり、
先染め、織り、縫製までを全て自社内で完結させている。
では縫製まで終わった「藍染のもの」は一体どのようなものなのだろうか。
読み終えたとき、
野川染織工業のものが欲しくなること間違いなし!!
なぜストール?なぜマスク?
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「日常にちょっとだけでも藍をとり入れてもらいたい」
「オシャレだから」このような理由でものを作らない。
野川雄気さんが言ったこの言葉に胸が熱くなった。
野川染織工業がつくるものには“ある特徴”がある。
それは、「色以外の藍の魅力が伝わるもの」 。
Vol.1で伝えたように天然藍には抗菌・防臭などの色以外の魅力がある。
この天然藍が持つ本来の魅力に直接触れられるものを作っているのが野川染織工業だ。
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ストールにマスク、タオルやTシャツなどが野川染織工業で作られている。
これらに共通しているのは野川雄気さんがおしゃったように、
日常に”ちょっとだけ”藍をとり入れることが出来るもの。
「なんかつけてみたら気持ちいいんだよ」
「アトピーやかぶれの肌が少しよくなったかも!」
このような実際に藍を日常に取り入れたからこその声が、
すごくモチベーションになると熱く教えてくれた。
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藍がもつ色以外の魅力を日常で使ってもらう中で伝えたい。
野川染織工業のものには「あたたかさ」「力強いメッセージ」が込められている。
ジャパンブルーテラスの存在
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工場から少し離れた場所。
なんと野川染織工業には「ジャパンブルーテラス」という直営ショップもある。
縫製までを自社工場内で完結させ、販売も行なっているのだ。
野川染織工業の藍染めのものの販売はもちろん、
イベント期間には織機や糸、歴史などの展示もある。
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「本物の藍染めに直接触れ、知ってもらいたい。」
ジャパンブルーテラスがオープンした理由だ。
「野川染織工業のものをもっと知ってもらいたい。」
ジャパンブルーテラスはこの思いを強く感じる場所だった。
しかしそれだけじゃない。
昔、武州と呼ばれた埼玉県羽生市があるこの地で、
「武州正藍染」という技術と伝統を伝えたいという思いも強く感じる。
剣道着という境界を超え続ける
自分は”あるもの”をきっかけに野川染織工業を知った。
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BEAMS JAPANと野川染織工業のコラボによって生まれた、武州正藍染のマスクである。
BEAMS JAPANのHPをみている時に出会ったのがこのマスク。
「素敵なマスクだな」そう思ってみてみると野川染織工業という名前が書かれていた。
「住んでいるとなりの町にあるとは!!」
驚きと感銘で翌日にジャパンブルーテラスに足を運んだのがきっかけだ。
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知らなった事実がある。
全国の剣道着の8割は武州正藍染ということ。
その中心にいるのが野川染織工業である。
野川染織工業には「武州一」という自社で企画・製造された剣道着を展開するオリジナルブランドがある。
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天然藍にこだわり、昔からの武州正藍染を貫いて作っている。
それなのに、
スポーツギアの一部でしょ。
この一言で片付けられてしまうことが多いのが現実だという。
剣道業界では武州正藍染はとても有名らしい。
だが、精神性など多くの魅力がある剣道で武州正藍染が一役を担っていることを知る人は少ないという。
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剣道着だけでは伝わりきらない武州正藍染の技術と魅力。
日常にちょっとだけ藍をとり入れたからこそ感じる武州正藍染の真の魅力を伝えたい。
だから剣道着だけではなく日常にとりいれられるものを作る。
唯一無二の思いとメッセージを胸に野川染織工業は、
剣道という境界を超えて武州正藍染のものを作り続ける。
記事を書き終えて、こんなことを考えた
「伝統と進化」
「自分たちにしか伝えられないメッセージ」
野川染織工業のものにはこれが詰まっていると感じる。
「伝統と進化」
天然藍を使い、先染めをする。
昔と変わらない武州正藍染を守り続けている。
さらに武州正藍染が有名な剣道着も作り続ける。
そして、武州正藍染の技術と魅力をたくさんの人に伝える為に現代の日常に取り入れられるものも作る。
守るべき伝統は守りながら、
現代に合わせて形を変えて伝え続けている。
「自分たちにしか伝えられないメッセージ」
本当に伝えたいのは「日常にちょっとだけでも取り入れるからこそ感じる藍がもつ魅力」。
この伝えたい魅力を美しい色と素敵なもので表現している。
買う人がものを手にするまで全ての工程を自社で行なう。
一つ一つの作業と共に思いが自分たちの中で積み重なるから、
野川染織工業のものには唯一無二の力強いメッセージが込められている。
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今回のvol.3 を持って最後となる。
詳細
ジャパンブルーテラス
【営業日】 金・土・日限定オープン(月〜木、祝日はお休み)
【営業時間】 10:30〜18:00
【住所】 埼玉県羽生市須影470
【電話&FAX】 048-598-5050
オンラインショップ
野川染織工業
http://www.nogawasenshoku.com/index.html
野川染織工業 武州一
BEAMS 野川染織工業ページ
https://www.beams.co.jp/brand/901479/
SNS
野川染織工業 Instagram
https://www.instagram.com/nogawasenshoku/?hl=ja
野川染織工業 Facebookページ
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